第四話は、音楽を使って専門的で質の高い確実な学びを得る大切さについてお話ししていきます。
リトミックで身に付く「音楽性」とは?
リトミックで身に付くことと言ったら、まず思い浮かぶのは「音楽性」だと思います。
音感、リズム感、さらには表現力や集中力――そんなイメージをされるでしょうか?
まさにその通りですね!
リトミックは究極の音楽教育とも言われるくらい、いろんな要素が身に付く総合教育なのです。
では、それを活かせるのはピアノや楽器だけでしょうか?
それは違います。
音楽性が活きるのは音楽の世界だけではない
この仕事をしていて気付いたこと、そして自分の娘たちや周りを見て考えたことがあります。
小学校に上がるまでに、文字を覚えたり数字を学んだり、今の子どもたちは幼いうちからよく頑張っていますよね!
そして学校に上がる時には、その土台を準備した上で授業がスタートします。
でも、「音楽性」を身に付けて学校に上がる子は、ピアノや楽器を習っている子だけ。もちろん幼稚園や保育園でも歌ったり合奏をする機会はありますが、学校に入るとどうでしょう?
1年生から音楽の授業が始まり、ドレミも歌い方も各自の実力は様々な中で、鍵盤ハーモニカの演奏が始まり、さらには学習発表会があります。
得意な子はどんどん伸びていきますが、苦手な子はそのまま苦手なまま。
それなのに人前で発表をしなければならない――と感じる子もいるでしょう。
音楽教育が抱える課題
国語や算数とは随分違うと感じました。
しかも音楽は小学校だけでなく、中学校でも必修科目です。多くの学校では合唱コンクールがあり、歌のテストも必ずあります。そして今ではダンスの授業も毎年行われています。
さらに、中学校に上がると副教科の評定がとても重要になります。
音楽に苦手意識やコンプレックスを持つことが、他の成績にも影響を与えてしまう――そんなケースも少なくありません。
音楽性を身に付けることの重要性
こうして改めて考えると、音楽の学びは長い義務教育生活において、とても重要だと気付きました。
音楽が好き、歌うのが好き、踊るのが好き。
小さい時からそれが自然と身に付いていると、学校生活がより豊かになると思うのです。
もちろん音楽は心を豊かにしてくれます。
ピアノが弾けることは脳科学的にも推奨されていますし、総合的に見ても音楽性を身に付けることはとても大切です。
改めて、その大切さを強く感じました。
次回予告 - 新プロジェクトでお届けするレッスン内容
最終話では、新プロジェクトでどんなレッスンをお届けするかをお伝えします!
どうぞお楽しみに!